ECB総裁、EU規則は経済が弱い国こそ尊重すべきだと発言-関係者

  • ユーロ圏の成長見通しは明るいが、先行きはやや暗くなったと発言
  • ドラギ総裁、17日のEU首脳会議で加盟国首脳らに語った-関係者

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は17日にブリュッセルで開かれた欧州連合(EU)首脳会議で、EU規則への違反を許せば金融環境が悪化し成長を損なう恐れがあると述べた。事情に詳しい関係者が明らかにした。ドラギ総裁の発言は、欧州委員会と対立するイタリアの予算案を念頭に置いたものである公算が大きい。

  この関係者によると、ドラギ総裁はユーロ圏の経済見通しが明るいと評価しつつ、先行きが「やや暗くなった」と発言。世界的なリスクに英国のEU離脱や貿易摩擦の悪化などを挙げ、それらはすでに投資の信頼感に影響が表れていると指摘したという。

  さらにEUの規則をないがしろにすれば、全ての関係国が打撃を受けることになると警告し、尊重することこそが経済の比較的弱い国をはじめ全関係国の利益にかなうと論じた。

原題:Draghi Warns Against Breaking Rules Amid Italian Bond Selloff(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE