10月18日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル上昇、イタリア予算懸念でユーロが下落

  18日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇した。オフショア人民元の下落でリスク選好の動きが衰えたほか、イタリアの予算案への懸念でユーロが下げたのが背景。

  ドルは主要10通貨の大半に対して上昇し、ブルームバーグのドル指数は続伸。トランプ米大統領が軍を動員してのメキシコ国境閉鎖も辞さないとツイートし、メキシコ・ペソが大幅下落したこともドルの上昇に寄与した。一方、欧州連合(EU)の当局者はイタリアのトリア財務相に宛てた書簡で、同国の予算案はEU規定を「明らかに著しく逸脱」しているとして修正を求めた。

  ニューヨーク時間午後2時36分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.4%上昇。ドルは対円で0.5%安い1ドル=112円13銭。ユーロは対ドルで0.3%安の1ユーロ=1.1466ドル。

◎米国株・国債・商品:株が大幅安、リスクオフの地合い強まる

  米国株相場は大幅安。世界的に金融市場でリスクオフの地合いが強まる中、米国株も大きく売られる展開となった。一方で米国債と円は逃避需要から上昇した。

  • 米国株は大幅安、リスクオフの地合い強まる
  • 米国債は上昇、逃避需要で-10年債利回り3.17%
  • NY原油は続落、在庫増加を材料視
  • NY金は上昇、株価下落が手掛かり

  米国株は先週の急落以降で最大の下げ。米中貿易戦争の経済成長への影響やイタリアの債務問題、金利上昇を巡る懸念が広がった。テクノロジー株が再び下げを主導。一方で公益や不動産などディフェンシブ関連は相対的に良いパフォーマンスを見せた。主要なテクノロジー企業などの決算が低調だったことから、市場の懸念は強まっている。

  ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指数は前日比1.4%安の2768.78。ダウ工業株30種平均は327.23ドル(1.3%)下げて25379.45ドル。ナスダック総合指数は2.1%安だった。米国債市場では、10年債利回りが3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.17%。

  ニューヨーク原油先物相場は続落し、ほぼ1カ月ぶり安値付近となった。サウジアラビアのジャーナリスト失踪事件を巡り同国と米国との間で緊張が続く一方、市場では米国での原油在庫増加が材料視された。エネルギー情報局が17日発表した週間在庫統計によると、原油在庫は先週649万バレル増加した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は1.10ドル(1.6%)安の1バレル=68.65ドル。ロンドンICEの北海ブレント12月限は76セント下げて79.29ドル。

  ニューヨーク金スポット相場は上昇。株価の下落が手掛かりとなった。週間ベースでは3週続伸と、1月以来で最長の連続高。ニューヨーク時間午後1時42分現在、金スポット相場は0.3%高の1オンス=1226.49ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限はこの日0.2%上昇の1オンス=1230.10ドルで終了した。
原題:Oil Falls to One-Month Low After U.S. Crude Stockpiles Surge
PRECIOUS: Gold Set for Longest Run of Weekly Wins in Nine Months

◎欧州債:イタリア債下落、インフレ連動国債と利付債の交換で

  18日の欧州債市場では、イタリア債が下落。同国は38億ユーロ相当のインフレ連動債を買い戻した一方、同額の5種類の利付国債を追加発行した。スペインとポルトガルの国債も連れて下落した。イタリア債とドイツ債の利回り差は2013年以来で最大に拡大。中核国債の利回り曲線はブルスティープ化した。

  • イタリアは2020年3月償還のインフレ連動債を買い戻し、2025年12月償還債(表面利率2%)など5種類の国債を追加発行
  • イタリア10年債のドイツ10年債への上乗せ利回りは324bpに拡大
  • ドイツ2年債利回りは3bp下げてマイナス0.61%、10年債利回りは4bp低下して0.43%
  • フランス債は軟調。国債入札の応札倍率が前回を下回った
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italy Bonds Slide as Exchange Weighs; End of Day Curves, Spreads(抜粋)


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