きょうの国内市況(10月18日):株式、債券、為替市場

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●日本株反落、米金利高と人民元安-反ダンピング懸念しファナック売り

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  東京株式相場は3日ぶりに反落。米国長期金利の上昇、中国人民元の下落が及ぼす景気への影響が懸念され、電機や機械など輸出株、化学など素材株、海外原油安を受けた石油、鉱業株が安い。電機では、中国当局の反ダンピング調査開始が警戒されたファナックが売られた。

  TOPIXの終値は前日比9.23ポイント(0.5%)安の1704.64、日経平均株価は182円96銭(0.8%)安の2万2658円16銭。

  みずほ証券の三野博且シニアストラテジストは、「FOMC議事録での多少タカ派的なニュアンスに対し過剰反応の気もするが、米国ではまだ金利高の状況を吸収し切れず、株式相場は立ち直り切れていない」と指摘。日本や中国への為替操作国の認定見送りも、「想定範囲だっただけに、プラス反応は限定的だった」と言う。

  東証1部33業種は石油・石炭製品、鉱業、化学、機械、電機、海運、鉄鋼、非鉄金属、金属製品など23業種が下落。石油や鉱業は17日のニューヨーク原油先物が3%安と1カ月ぶり安値を付けたことが嫌気された。上昇はパルプ・紙、電気・ガス、不動産、陸運、小売、保険、医薬品、銀行など10業種。

  売買代金上位では、SMCやキーエンスなどFA関連のほか、マッコーリーキャピタル証券が弱気判断のコーセーなど化粧品株、出光興産や太陽誘電も安い。半面、ジェフリーズ証券が目標株価を上げたドンキホーテホールディングスのほか、 JTやNTTドコモ、ソースネクスト、オリエンタルランドが高い。

  東証1部の売買高は12億2855万株、売買代金は2兆2700億円で代金は9月11日以来の低水準。値上がり銘柄数は709、値下がりは1313。

●債券下落、日銀オペ運営への警戒感くすぶる-20年入札は無難通過

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  債券相場は下落。この日に実施された20年利付国債の入札は市場予想を上回る結果となったものの、日本銀行のオペ運営に対する警戒感が重しとなった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の352回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と同じ0.145%で取引を開始。同利回りは午後に0.15%と10日以来の水準まで切り上がった。20年物165回債の利回りは一時1.5ベーシスポイント(bp)高の0.685%と9日以来の高水準を付けた。

  メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジストは、20年債入札の結果と相場の動きとの関係について、「市場予想対比では悪くない結果だったが、午前に利回りが上昇した水準で決まったということで特に買い材料にはなっていない」と指摘した。一方、市場関係者が注目する日銀のオペ運営の変化については、「日銀のオペ動向をめぐる思惑でボラティリティーが上がるような運営に戻るとは考えにくい。あるとすれば、オペの回数を減らすなど全体で買い入れ微減という形が見込まれる」と指摘。「量が減っていくという方向は恐らく変わらないだろう。再びベアスティープ化に向かう可能性が高い」と述べた。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比2銭安の150円17銭で取引を開始。一時は150円20銭まで値を戻したが、午後の入札結果発表後には再び下落基調を強め、150円11銭まで水準を切り下げる場面があった。結局は1銭安の150円18銭で引けた。

  財務省がこの日実施した20年利付国債の価格競争入札の結果は、最低落札価格が100円25銭とブルームバーグがまとめた予想中央値の100円20銭を上回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は 4.23倍と前回4.03倍から上昇。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は4銭と、前回から縮小した。

●ドル・円は小幅下落、米金利上昇受けた株価動向を警戒-112円台半ば

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  東京外国為替市場のドル・円相場は小幅に下落。米為替報告書で中国の為替操作国認定が見送られたことが支えとなったものの、前日の米金利上昇を受けた株価動向への警戒感などで水準を切り下げた。

  ドル・円は午前3時現在、前日比0.2%安の1ドル=112円48銭。早朝の米為替報告書の公表や仲値公表に向けたドル買いで一時112円73銭と約1週間ぶりの高値を付けた。その後は日本株が下げ幅を広げると、一時112円45銭まで売られた。

  NBCフィナンシャル・マーケッツ・アジアのディレクター、デービッド・ルー氏(香港在勤)はドル・円について、東京時間は「実需のドル買いや前日海外時間の上昇に乗り遅れた短期勢のドル買い戻し、米金利上昇を背景にしたドル買いが下値を支えている」と指摘。一方で、「米金利上昇で株価が再び下がると結局、114円55銭からの下落局面と変わらず株安・円高のストーリーが続くことが警戒される」ほか、「中国の上海総合指数が年初来安値を更新していることも市場の心理を冷やすことから、警戒されている」と述べた。

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