TSMC:10-12月売上高見通し、予想届かず-スマホ伸び悩み

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  • 売上高見通しは93.5億-94.5億米ドル-予想95.5億米ドル
  • 世界のスマホ市場伸びず、仮想通貨の半導体需要も相場変動が足かせ

半導体の受託生産で世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が18日公表した10-12月(第4四半期)の売上高見通しは市場予想を下回った。世界のスマートフォン市場の伸び悩みに直面している。

  10-12月の売上高見通しは93億5000万-94億5000万米ドル(約1兆520億-1兆630億円)。アナリスト予想平均は95億5000万米ドルだった。10-12月期は年末商戦シーズンに当たり、米アップルなど顧客企業にとっては販売がピークに達することが多い。

  TSMCは引き続きアップルの「iPhone(アイフォーン)」向け半導体製造を一手に引き受けているが、端末の買い替え期間が長期化しているほか、携帯ブランドも革新的な設計を生み出せずにいるため、世界のスマホ市場自体が伸び悩んでいる。また、ビットコインなど仮想通貨の採掘に使われる半導体需要も同通貨の大幅変動による影響を受けつつある。

  メイバンク・キム・エンのアナリスト、ステファン・チャン氏は今月8日のリポートで、従来のテクノロジーを使う半導体需要の低調を市場予想はまだ織り込んでいない恐れがあると指摘。「市場はなおTSMCの短期見通しに強気過ぎる」と記した。

  TSMCの何麗梅最高財務責任者(CFO)は18日、2019年以降の設備投資について、年間100億-120億米ドルを確保すると表明した。今年見込んでいる100億米ドル程度から増やす。

  7-9月の純利益は891億台湾ドル(約3240億円)。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均は887億5000万台湾ドルだった。売上高は2603億台湾ドルと公表済み。

原題:TSMC’s Sales Outlook Falls Short as Smartphone Demand Stalls (1)(抜粋)

(10-12月業績見通しなどを追加し更新します.)
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