三井生命:ヘッジ外債を積み増し、クレジット中心-下期運用計画

更新日時
  • 国内長期金利▲0.1~0.2%、米国は2.8~3.6%の見通し-年度末
  • 為替は1ドル=106~116円、1ユーロ122~137円の見通し

三井生命保険は今年度下期(10月ー2019年3月)の運用計画で、為替ヘッジ付きの外国債券の残高を積み増す計画だ。

  前川等・執行役員運用統括部長が18日記者説明した。為替ヘッジ付き外債はクレジット投資を中心に100億円程度の増加を計画しており、「スプレッドが乗るものに投資していきたい」としている。年度初めの計画では数百億円の減少を予想したが、上期はクレジット投資を積み増して横ばいになっていた。これを下期は膨らませる。ヘッジコストを控除した後の利回りを確保するため、欧州社債が中心となる見込み。

  年度初めに横ばいを予定していた国内債券は上期に200億円程度減少した。下期は横ばいを見込む一方で、クレジット投資は積み増す方針だ。「スプレッドがタイトな状況で投資対象は限られてくる」として、メガバンクの永久劣後債などで数十億円積み増す見込み。

  国債については「20ー30年債で1%くらいあればありがたい」と話すが、日本銀行のイールドカーブコントロールの継続で金利上昇は見込んでいない。7月末の日本銀行の金融政策の弾力化については「長期金利は若干上昇したが、運用方針に影響を与えるほどのインパクトは今のところない」と述べた。

  為替リスクをヘッジしないで投資するオープン外債の残高は、外貨保険の販売次第で上期並み(1400億円程度)の増加を見込んでいる。上期は8割程度が豪ドルだったが、米金利の上昇により最近は豪ドルと米ドルの差が縮まってきているという。

  従来手掛けていなかった新規成長領域は上期に体制を整備、下期に100億円程度積み増す。キャッシュフローが安定しているハイブリッド債、ダイレクトレンディングやバンクローンなどを組み込んだファンドなど債券領域から始める方針だ。

【三井生命の2018年度下期の運用計画一覧】

国内債券ヘッジ外債オープン外債国内
株式
新規成長
領域
横ばい
(クレジット
投資は積み増し)
増加
(100億円程度
をクレジット投
資中心に積み増し)
増加
(上期並み)
横ばい増加
(100億円
程度)

【三井生命の2018年度末の予想一覧、()内は中心】

国内10年金利
(%)
米国10年金利
(%)
日経平均
(円)
ダウ
(ドル)
ドル円
(円)
ユーロ円
(円)
▲0.10-0.20
(0.10)
2.8-3.6
(3.2)
2万4000-
2万5300
(2万4600)
2万4200-
2万7800
(2万6500)
106-116
(111)
122-137
(130)
(第2段落に前川氏のコメントなどを追加して更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE