テスラの中国進出、肝心の自動車市場が低迷-タイミング重要と専門家

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  • 上海で工場建設用地を確保、テスラは数十億ドル投資する方針
  • 中国市場は90年代以来の縮小に向かう-地場メーカーとの競争も激化

電気自動車(EV)メーカー、米テスラは中国・上海で新工場の建設用地を確保した。米国外では初めての工場に数十億ドルを投資する方針だが、肝心の中国自動車市場は低迷している。

  17日の発表資料によると、テスラは上海で「ギガファクトリー3」用地として広さ200エーカー(約81万平方メートル)余りの土地を9億7300万元(約160億円)で取得した。

  だが、新工場での生産開始が数年先となる中、中国自動車市場は少なくとも1990年代以来の縮小に向かっている。トランプ米政権との貿易対立で米国からの輸入車には追加関税が課され、中国国内では景気の先行き懸念が広がっている。

In the Fast Lane

China is set to lead in the global electric-vehicle revolution

Source: Bloomberg New Energy Finance

  中国地場メーカーとの競争が激しくなる中、テスラにとって良いタイミングではない。

  オートモーティブ・フォーサイト・シャンハイの張豫マネジングディレクターは、「物事を早急に進める必要がある」と指摘。「中国では素早く動ける魚が動きの遅い魚を飲み込むのが常だ。大きな魚が小さな魚を圧倒するのではない」と話した。

  17日の米株式市場で、テスラの株価は前日比1.7%安の271.78ドルで引けた。年初来では13%値下がり。

原題:Musk’s Big China Play Comes as World’s Top Car Market Slows(抜粋)

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