債券は上昇か、米国株の大幅安や債券高を受けたリスク回避の流れ継続

  • 先物夜間取引は150円21銭で終了、前日の日中終値比3銭高
  • 外部環境のフォローから、きょうは強含み-東海東京証

債券相場は上昇が予想されている。米中貿易戦争への懸念などから投資家がリスク回避姿勢を強めた海外市場の流れを引き継ぎ、買いが先行する見通しだ。日本銀行がこの日実施する国債買い入れオペも相場の支えになるとみられている。

  19日の長期国債先物市場で中心限月12月物は150円台前半での推移が予想されている。夜間取引は米国債相場が上昇した流れに沿う形で一時150円23銭まで上昇し、結局は前日の日中終値比3銭高の150円21銭で引けた。

  東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストは、米株安・債券高と円高・ドル安という「外部環境のフォローから、きょうは強含み」と予想。日銀の国債買い入れの結果にも「期待したい」としている。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の352回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値0.15%をやや下回る水準での推移が見込まれている。佐野氏はこの日の予想レンジを0.14%~0.145%としている。

  18日の米国債相場では、10年物利回りは3ベーシスポイント(bp)低い3.18%程度で引けた。米株式市場ではS&P500種株価指数が1.4%下落。米中貿易戦争の経済成長への影響やイタリアの債務問題、金利上昇を巡る懸念から世界的にリスク回避の動きが強まった。

国債買い入れオペ

  日銀はこの日の午前10時10分に、残存期間10年超25年以下と25年超の長期国債買い入れを実施する予定だ。前回までのオファー額はそれぞれ1800億円と500億円だった。

日銀の国債買い入れオペの結果はこちらをご覧下さい。

  総務省は午前8時30分に9月の全国消費者物価指数(CPI)を発表する。市場関係者は生鮮食品を除くコアCPIの前年比上昇率が1.0%と2月以来の水準に達する一方、生鮮食品とエネルギーを除くコアコアCPIは0.4%と横ばいにとどまると予想している。

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