きょうの国内市況(10月17日):株式、債券、為替市場

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●日本株連騰、米国の良好統計と決算で見直し続くー輸出、証券中心上げ

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  東京株式相場は連騰。米国の良好な生産、求人統計や企業決算、為替の安定が好感され、リスク資産を見直す買いが続いた。米半導体・テクノロジー株急伸の動きも後押しし、電機や精密機器、機械など輸出株中心に証券、情報・通信、不動産、サービス株と幅広い業種が高い。

  TOPIXの終値は前日比25.96ポイント(1.5%)高の1713.87、日経平均株価は291円88銭(1.3%)高の2万2841円12銭。

  大和証券の細井秀司シニアストラテジストは、「米国で経済堅調や良好な決算が確認され、長期金利の上昇がPERを押し下げるとの懸念で下げていた株価が巻き戻されている」と話した。PERは金利上昇と逆相関で、先行きは下がるとの見通しになりやすかったが、「足元で好決算が出てきたことで増益率が上がり、PERは上昇方向。これまでの株価の下落理由に対するアンチテーゼになっている」と言う。

  東証1部33業種は証券・商品先物取引、精密機器、その他金融、金属製品、不動産、サービス、電機、陸運、ゴム製品、機械など31業種が上昇。下落は海運、鉄鋼の2業種。

  売買代金上位では、東京エレクトロンやSUMCO、アドバンテストなど半導体関連が上げ、米住宅ローン担保証券問題で米当局と和解した野村ホールディングスも高い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断を上げたGunosyは急騰。半面、定期コンテナ船事業の統合会社オーシャン ネットワーク エクスプレスの低迷から利益を下方修正した商船三井、川崎汽船、損失を計上する日本郵船がそろって大幅安。

  東証1部の売買高は12億9068万株、売買代金は2兆5141億円。値上がり銘柄数1950に対し、値下がりは119にとどまった。

●超長期債が上昇、欧州金利低下や20年入札期待ーオペ運営変更観測重し

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  債券市場では超長期債相場が上昇。前日の欧州債利回りの低下を受けて国内の超長期債の魅力が相対的に高まった上、明日の20年債入札が順調との期待もあり、買い優勢の展開となった。

  現物債市場では、新発20年物国債165回債利回りは日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と横ばいの0.675%で取引を始め、午後に0.5ベーシスポイント(bp)低い0.67%まで買われた。新発30年物60回債利回りは0.91%、新発40年物11回債利回りは1.085%と、それぞれ0.5bp低下した。

  SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、「フランス国債利回りが低下し、ヘッジ外債対比で30年や40年債にポジティブに働いた。20年債入札も10年債対比で割高感がかなり修正されている」と指摘。半面、日本銀行のオペ運営に関しては「変更に対する警戒が心理的な重しとなった」と話した。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比横ばいの150円16銭で取引を始め、150円13銭まで下落した後に上昇に転じた。一時は150円21銭まで買われ、3銭高の150円19銭で引けた。長期金利の指標となる新発10年国債352回債利回りは横ばいの0.145%で推移した。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比横ばいの150円16銭で取引を始め、150円13銭まで下落した後に上昇に転じた。一時は150円21銭まで買われ、3銭高の150円19銭で引けた。長期金利の指標となる新発10年国債352回債利回りは横ばいの0.145%で推移した。

●ドルは112円前半、買い先行後に伸び悩みーFOMC議事録見極め

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=112円前半でもみ合い。日米の株式市場の上昇などを受けたリスク選好の動きからドル買い・円売りが先行したが、その後は米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表などを控えて警戒感が根強く、水準を切り下げた。

  ドル・円相場は午後3時31分現在、前日比ほぼ横ばいの112円22銭。午前に112円42銭まで上昇し、12日以来のドル高・円安水準を付けた。その後は上値が重く伸び悩み、午後に一時112円16銭まで下げた。

  外為オンライン情報サービス室の佐藤正和顧問は、「ダウ工業株30種平均株価が500ドル超上げたわりには、ドル・円の上昇幅は小さい印象。きょう112円50銭を超えられるかが焦点で、同水準を超えるかは今晩の米国株次第。株の下落局面が終わったのかどうか見極めたい」と指摘。日米貿易協議での為替条項や米中貿易摩擦などを巡る環境は変わっておらず、「すぐに113-114円に行くとは思えない」とも述べた。

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