中国株の低迷、ローンの担保株式69兆円をリスクにさらす

  • 株式市場は「流動性の危機に直面している」とアナリスト
  • 6月以後、担保株式の清算件数は少なくとも35社に増加-データ

中国株が低迷する中、ローンの担保として差し入れられた約4兆2400億元(約69兆円)相当の株式に注目が集まっている。

  保有株式を担保に差し入れる創業者やその他の主要投資家向けのローンが近年、人気の資金調達手段として浮上した。ただ、深圳総合指数が年初から34%下落しているように、株式相場の値下がりを踏まえると、証券会社は担保として受け入れた株式の売却を迫られるリスクが高まっており、株安を加速させる恐れがある。企業の提出文書によると、6月初め以後、担保に差し入れられた株式を証券会社が清算した件数は少なくとも35社に上り、今年1-5月の10社の3倍余りに達している。

  開源証券のアナリスト、ヤン・ハイ氏は「株式市場には流動性の危機がくすぶる。担保に差し入れられた株式が再び警鐘を鳴らし始めている」と指摘。「一連の問題や市場の病を治す真の政策がなければ、誰も喜んでリスクを取ろうとはしないだろう」と述べた。

  ローンの担保として差し入れられた株式の規模は中国証券登記結算(CSDC)のデータを基にブルームバーグが算出。これは中国株の時価総額の約11%を占める。

原題:China Stock Rout Puts $613 Billion of Share Pledges at Risk (1)(抜粋)

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