ラガルドIMF専務理事、サウジなど中東訪問を「延期」

  • ラガルド専務理事は「砂漠のダボス会議」に出席する予定だった
  • ジャーナリスト失踪後、財界リーダーが相次ぎ参加見送り

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事はサウジアラビア訪問を延期した。ラガルド氏は同国で今月開催される経済フォーラム「砂漠のダボス会議」に出席する意向を先週明らかにしていた。サウジのジャーナリスト失踪事件の後、財界リーダーによる同会議への出席取りやめが相次いでいる。

  IMFの報道官は電子メールで配布した発表文で、ラガルド専務理事の中東訪問予定は「延期された」ことを明らかにした。同文書は予定変更の理由や同会議については言及しなかった。

ラガルドIMF専務理事

写真家:Jason Alden / Bloomberg

  ジャーナリストのジャマル・カショギ氏は2週間前にイスタンブールにあるサウジ総領事館に入った後、行方不明となった。米紙ニューヨーク・タイムズなどのメディアによれば、トルコ当局はカショギ氏が総領事館内で殺害されたとの疑惑を抱いている。サウジを訪問したポンペオ米国務長官によると、同国指導者らはカショギ氏の運命について一切知らないと疑惑を否定した上で、真相究明と説明責任について約束したという。

  サウジ皇太子が主催する同会議には、JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)やクレディ・スイス・グループのティージャン・ティアムCEOら財界リーダーらが相次いで不参加を決めている。

カショギ氏が取り調べ中の過失で死亡したとサウジアラビアは報告することを検討中と報じられている。

(出所:Bloomberg)

原題:IMF’s Lagarde Defers Trip to Saudi Arabia as Crisis Continues(抜粋)

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