ドル・人民元の狭い範囲内での動き、高リスク通貨や株価支える

  • スウェーデン・クローナやNZドルの上げが目立つ
  • 「エキサイティングな市場にはつながらない」-ジャックス氏

中国の国慶節(建国記念日)連休後、人民元は対ドルで狭い範囲内での動きにとどまっており、これが世界的に通貨ボラティリティーを抑制し、リスクセンチメントを鼓舞している。米財務省が半年に1度公表する為替報告書の発表が週内にあるとみられることが、ドル・元相場の動きが小さい背景だ。

  ソシエテ・ジェネラルのグローバル外為ストラテジスト、キット・ジャックス氏は世界2大経済大国間の為替レートが落ち着いていることが、高リスク通貨や株価の支えになっていると指摘。16日の米S&P500株価指数が3月以来の大幅高となる中、スウェーデン・クローナやニュージーランド・ドルの上げが目立つ一方で、セーフヘイブン(安全な避難先)通貨とされる円やドルが軟調だ。

  同氏は16日の顧客向けリポートで、「ドル・人民元は0.75%のレンジ内で取引されており、これが世界的な為替ボラティリティーの抑制に寄与し、特異なショックがより広範な動きに波及するのを阻止している」と分析。ただ「エキサイティングな市場にはつながらない」ともコメントした。

原題:Chinese Yuan’s Narrow Range Helps Keep Riskier Markets Buoyant(抜粋)

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