豪州:賃金の伸び加速には失業率が5%を下回る必要も-豪中銀副総裁

  • 現在の5.3%という失業率は完全雇用水準を0.3ポイント上回っている
  • 「われわれの想定より失業率がさらに低下するかもしれない」

オーストラリア準備銀行(中央銀行)のデベル副総裁は17日、豪州での賃金の伸び加速にはこれまで以上の失業率低下が必要になる可能性があるとの認識を示した。

デベル副総裁

撮影:Brendon Thorne / Bloomberg

  同副総裁はシドニーでの講演で、労働市場の健全性を測る最良の指標は引き続き失業率だと豪中銀は考えていると説明した。現在の5.3%という失業率は完全雇用と見込まれる水準を0.3ポイント上回っている。デベル副総裁によれば、豪中銀は現在、今後6カ月において雇用が長期平均を「若干上回って」伸びる公算が大きいとみている。

  「最近の国際的な経験は歴史的な経験よりも失業率がさらに低下し、それから賃金の伸びが大きく高まる可能性を示唆している」と同副総裁は指摘。「労働需要のさらなる伸びは、現在労働力となっていない人々からではなく、失業中の人々により多く向かいそうで、つまりわれわれの想定より失業率がさらに低下するかもしれない」と語った。

原題:RBA Signals Unemployment May Have to Fall Below 5% to Spur Wages(抜粋)

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