トランプ氏、歯向かう女性2人を侮辱-女性有権者の脅威を低く評価

  • ウォーレン議員を「ペテン師」、女優ダニエルズを「馬面」呼ばわり
  • トランプ氏の支持率はカバノー氏の指名承認巡る争いの後に改善

トランプ米大統領は16日、自身に批判的な女性2人をツイッターで攻撃した。3週間後に控える中間選挙で女性有権者が極めて大きな役割を果たす可能性がある中で、エリザベス・ウォーレン上院議員(民主、マサチューセッツ州)を「ペテン師」呼ばわりし、ポルノ女優「ストーミー・ダニエルズ」を「馬面」と侮辱した。

  トランプ大統領が自分に歯向かう女性に対し、がさつでひどい言葉で応酬するのは今に始まったことではない。ケーブルテレビやソーシャルメディアで取り上げられたこうした発言は、政治的に不適切な口論好きの人物というイメージを作り上げることが女性有権者との関係維持より重要だとのトランプ氏の信念を裏付けるものだ。

エリザベス・ウォーレン議員

写真家:Andrew Harrer / Bloomberg

  中間選挙に関する世論調査を見ると、女性有権者の間で共和党に対する支持率は民主党を大きく下回る。14日公表されたABC放送とワシントン・ポスト紙の世論調査によると、女性の登録有権者の59%が民主党候補への支持を既に表明しているのに対し、共和党支持は37%にとどまる。一方、男性の支持率はほぼきっ抗しており、共和党支持が2ポイントだけ上回っている。

  トランプ氏のこうした態度は同氏にはよくある賭けだ。議会の勢力を決定し恐らく自身の大統領としての命運を左右する11月の中間選挙を前に、より高い年齢層の白人男性という支持基盤を勢いづかせることを狙う。連邦最高裁判事候補だったブレット・カバノー氏を性的不適切行為の疑惑にもかかわらず支持した後で、トランプ氏の支持率が上昇したことが世論調査で示唆されている。トランプ氏は米国の文化を巡る戦いで新たな領域を切り開く中でこうした情報を計算に入れている可能性がある。

原題:Trump Attacks Female Critics, Ignoring Threat From Women Voters(抜粋)

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