ノムラが4.8億ドルの支払いで合意-金融危機時のRMBS問題

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  • ノムラ側は問題に対する法的責任を認めずに和解-合意文書
  • 早期終結、長期かつ高額に及び得る訴訟回避が最善と判断-野村HD
A pedestrian walks past a Nomura Securities Co. branch, a unit of Nomura Holdings Inc., in Tokyo. Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

ノムラ・ホールディング・アメリカと関連会社は、2008年の金融危機に絡む住宅ローン担保証券(RMBS)のマーケティングおよび販売で、投資家に誤解を与えたと米当局が主張する問題を決着させるため4億8000万ドル(約540億円)の支払いに合意した。米司法省が16日明らかにした。
  
  ニューヨーク・ブルックリンの米検察当局によると、ノムラはRMBSに対する同社のデューデリジェンス(資産査定)は「広範」かつ「規律ある」ものだったと不当に主張した。合意文書によれば、ノムラ側は米当局の申し立てに異議を唱え、問題に対する法的責任や不正行為を認めずに和解した。

  野村ホールディングスは声明文で、「本件を早期に終結させ、10年以上前に行われた取引などに関する、長期かつ高額に及び得る訴訟を避けることが最善であると判断した」と説明。19年3月期の連結損益への影響額として約200億円を見込んでおり、全額を第2四半期に費用計上することを明らかにした。

  リチャード・ドノヒュー検事正は声明で、「今回の和解は、投資家に大きな損失をもたらし、08年の金融危機の一因となったRMBS販売に関連する不正行為の責任をノムラに負わせるものだ」と指摘した。

原題:Nomura Agrees to Pay $480 Million Over Crisis-Era Securities (3)(抜粋)

(2段落目以降に米検察当局や野村の声明文の詳細を追加します.)
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