米国株と債券のボラティリティー格差、株の強気派に買いサイン送る

  • 両者の格差は「極端な」水準とUBS、株式相場回復の前兆か
  • 08年以降ではギリシャ債務危機や中国景気懸念のケースに類似

米国債利回りの上昇が株式相場急落に拍車を掛けた可能性があるものの、足元の債券市場は株式の強気派に向けて青信号を点滅している。

  UBSセキュリティーズの株式戦略責任者、キース・パーカー氏によれば、株式のボラティリティーが高まる一方で金利のボラティリティーはピークを過ぎたため、両者の格差は過去最高に近い「極端な」水準に押し上げられた。 

  CBOEボラティリティー指数(VIX)とメリルリンチ・オプション・ボラティリティー・エスティメート(MOVE)指数はそれぞれ、株式と債券の今後数カ月に予想される価格変動を示すが、UBSによると、両者の格差が0.35を超えると将来のリターンが特に魅力的になる傾向がある。

  パーカー氏は「相対ボラティリティーがこのような水準にある場合、S&P500種株価指数の3カ月先と半年先のリターンはそれぞれ平均プラス6.5%とプラス16%となっている」と説明した。
            

              

  2008年の金融危機以後は、ギリシャ債務懸念がピークに達した時や16年の早い時期に中国経済がハードランディングする恐れがあると投資家の懸念が高まった局面で目立った以外、この比率がこれほど極端に振れたケースはほとんどない。どちらのケースも米国株はその後回復した。

  パーカー氏は、米国の主要株価指数が持ち直す中、質の高い銘柄が回復を先導するはずだと語った。

原題:‘Extreme’ U.S. Stock-Bond Volatility Gap Is a Boon for the Bulls(抜粋)

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