英仏首脳、離脱巡り融和的態度示す-EU首脳会議を17日に控え

  • メイ首相、英議会で自分の立場の詳細を説明
  • マクロン仏大統領:中断された実務協議続けるべきだ

英国の欧州連合(EU)離脱交渉が滞った翌日の15日、メイ英首相は融和的な態度で議員らに自らの立場を説明した。

ロンドンでのメイ英首相(15日)

写真家:Dan Kitwood /ゲッティイメージズ

  交渉が行き詰まって1日経過した欧州連合(EU)でも前向きのムードとなっており、EU外交官の1人は記者団に対し、交渉の滞りは「断絶というより中断」だとし、EUは17日の首脳会議で進展する可能性を排除していないと述べた。

  メイ首相は英議会で、「英国とEUが遠く隔たっているとは思わない」とし、「離脱巡る条件を定めた離脱協定の大部分について、合意の形はいまや明らかだ」と指摘した。メイ首相はこのところ用いていた大げさな表現を控えたほか、悪い合意ならない方がいいという文句も使わなかった。ただ、語り口は極めてソフトだったものの、難題が依然として合意を阻んでいるとも語った。

  離脱協議で最も強硬な姿勢を示してきたフランスのマクロン大統領も現実主義的姿勢を見せており、14日に中断された実務協議を続けるべきであり、双方の側とも無秩序な離脱が招く混乱状態の回避を望んでいると述べた。

  EU首脳らは最終的な離脱協定が11月半ばに締結できるよう、17日のサミットまでに大筋合意に至ることを望んでいた。これは現在、かなり難しくなっているものの、ある種の政治的譲歩を目指してそれを達成することができるかどうかは首脳らの決断にかかっている。

原題:May and Macron Strike Dovish Tone Before High-Wire Brexit Summit(抜粋)

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