村田製作所:積層コンデンサー、10%増産継続へ-車載向けが好調

  • MLCC「供給が追い付くのに2年はかかる」と村田会長
  • EVに必要なMLCCは「1万個くらいに」-今の自動車の数倍

村田製作所は主力製品の一つである「積層セラミックコンデンサー(MLCC)」について、自動車の安全性能を高める先進運転支援システム(ADAS)など車載向けを中心に需要が強く、向こう数年間は10%程度の増産体制を続ける方針を明らかにした。

  村田恒夫会長兼社長が16日、ハイテク関連の見本市が開催されている幕張メッセ(千葉市)内で行ったインタビューで述べた。村田氏はMLCCの生産について、現在もフル稼働の状況が続いているとした上で、需要は「これからも続く」とし、「この先、供給が追い付くまで2年ぐらいかかる」との認識を示した。

  MLCCは電圧を安定させたりノイズを取り除いたりする部品で、村田製は世界シェアトップ。15日にはセラミック原料の新生産棟を岡山工場の敷地内に建設すると発表した。MLCCを含むコンデンサー全体の2018年4-6月の売上高は前年同期比31%増の1265億円。全体の37%に上る主力製品だ。

  村田氏はADASだけでなく、世界で開発競争が激化する電気自動車(EV)向けにも「需要がもう一段上がる」と見通す。MLCC搭載数は今の自動車の1000-4000個から、将来のEVでは1万個程度になる可能性を指摘した。

  一方、スマホなど民生用途はここ数カ月、需要が緩んでいると指摘。その理由について「同業各社が増産して需給バランスが取れつつある」と説明した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE