中国の消費者物価、4カ月連続で加速-9月の生産者物価は鈍化

更新日時
  • 9月のCPIは前年同月比2.5%上昇-予想と一致
  • PPIは3.6%上昇、前月の4.1%から鈍化

中国の9月の消費者物価指数(CPI)上昇率は4カ月連続で加速した。食料品価格が2月以来の大幅な上昇となる一方で、非食料品価格の伸びは鈍化した。

  国家統計局が16日発表した9月のCPIは前年同月比2.5%上昇。ブルームバーグが調査したエコノミストの予想と一致した。8月は2.3%上昇だった。

  9月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比3.6%上昇。市場予想は3.5%、8月は4.1%上昇だった。

  中国では夏以降、物価上昇の影響を巡る懸念が高まっている。水害や家畜の疾病で食料品価格が押し上げられたことや、主要都市での賃貸料上昇が背景にある。一方、PPIの上昇率が引き続き鈍化していることは、伸び悩んでいる企業利益に打撃を与えると見込まれる。

  華宝信託の聶文エコノミスト(上海在勤)は「供給サイドの改革、原油価格、貿易戦争が続いていることが、今年の最終四半期および2019年の最初の数カ月に引き続き物価を押し上げるだろう」と指摘した。

  食料品価格は前年同月比3.6%上昇。生鮮野菜は約15%、生鮮果物は10%余り、卵は7.1%それぞれ値上がりした。一方、豚コレラの発生で最近高騰していた豚肉は2.4%の値下がり。

  聶氏はPPIについて「ミドルストリームの製造業は大きな圧力に直面している。小売売上高の伸びが既に鈍く、仕入れ価格の値上がりを消費者に価格転嫁できない」と分析した。

原題:China Consumer Inflation Accelerates, Factory Prices Slow (1)(抜粋)

(4段落目以降に背景やコメントを追加して更新します.)
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