トランプ氏:個人的にDNA鑑定できるならウォーレン議員に支払う

  • 議員が先住民の子孫と証明されたら100万ドル寄付するとしていた
  • トランプ氏はウォーレン議員を「ポカホンタス」とやゆしてきた

トランプ米大統領は15日、民主党議員の政敵の1人、エリザベス・ウォーレン上院議員に対し自分が個人的にDNA鑑定を行えない限り、米先住民の子孫だと証明されたら同議員の望む慈善団体に100万ドル(約1億1200万円)を寄付するとした発言を実行に移すつもりはないと述べた。

  ウォーレン議員はこの日、米紙ボストン・グローブに、米先住民の遠い子孫だという遺伝子検査の結果を公表した。トランプ大統領はこれまで事あるごとに、先住民の血を引くというウォーレン議員の主張を揶揄(やゆ)し、17世紀に実在した先住民女性にちなみ「ポカホンタス」と呼んできた。同議員や先住民の一部が中傷だと見なす表現だ。

  トランプ大統領は7月5日の政治集会で、米先住民の子孫であるというウォーレン議員の主張がDNA検査で証明されたら、同議員が選んだ慈善団体に100万ドルを寄付すると発言していた。大統領は15日、謝罪を拒否し、ウォーレン議員こそが「国に謝らなければならない」と強調。記者団に対し、「何パーセントだ。1000分の1か?」と問いかけ、「彼女を個人的に鑑定できた場合だけそうするだろう」と述べた。

  検査結果により、ウォーレン議員の6-10世代前に先住民の祖先がおり、先住民のDNAは全体の2%未満だと分かった。
  
  2020年大統領選でトランプ氏と争う可能性がある民主党有力議員の1人と目されているウォーレン議員は検査結果を説明するビデオで、特定の族への所属を主張するつもりはなく、所属を決められるのは族だけだと承知していると発言。「トランプ氏は私に関しては何を言っても結構だが、私をからかうために先住民などの集団をあざけるのはいかがなものか?米国の理念に反する」と指摘した。

  同議員はこの日これより先に、トランプ大統領に対し、先住民女性の慈善団体に小切手を送るよう求めた。

原題:Trump Says He’d Have to ‘Personally’ Test Warren DNA to Pay Bet(抜粋)

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