イタリア債、市場はデフォルトリスク過小評価ーフラット化取引が有望

  • ナットウェストはHSBCなどに追随してフラット化取引に参加
  • イタリアのリスクは依然としてネガティブに傾いている-ゲール氏

イタリア国債市場は同国政府が債務再編に追い込まれるリスクを過小評価している可能性がある。

  イタリアのデフォルト(債務不履行)に備えるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)は、イタリア債がまだ高すぎることを示していると、ナットウェスト・マーケッツが指摘した。

  このリスクをヘッジするにはイールドカーブのフラット化、つまり短期債が長期債よりも大きく売り込まれることを見込む取引をすればよいという。

  イタリアの財政赤字・歳出計画の査定を欧州連合(EU)が開始する中で、ナットウェストはHSBCホールディングスなどに追随してフラット化取引に加わった。

  ストラテジストのガイルズ・ゲール氏はリポートで、「目先の下振れリスクと、この水準では国内金融機関からの支援が見込めないことを考慮し、イタリアのリスクは依然としてネガティブに傾いていると考えている」とし、「イタリアのリスクは予算だけではなく、ユーロへの懐疑だ」と分析した。

  同氏はイタリア3年債と10年債のスプレッドが現在の104ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)付近から75bpに縮小することを見込む取引を勧めている。

原題:Underpriced Italy Default Risk Means Flatter Curve for NatWest(抜粋)

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