ソロモン氏が変えるゴールドマン-コンシェルジュ目指し全米ツアー

  • 部門の垣根を越えて重要顧客のさまざまな要望に応じることが目標
  • 「われわれの顧客対応は大いに改善が必要だ」とウォルドロン社長

米銀ゴールドマン・サックス・グループのデービッド・ソロモン氏は、最高経営責任者(CEO)に今月就任した後、これまで顧客対応に多くの時間を費やしてきた。先週の火曜日には、シアトルのウオーターフロントにあるフォーシーズンズホテルのボールルームで就任9日目を過ごした。

デービッド・ソロモンCEO

フォトグラファー:Patrick T. Fallon / Bloomberg

  ゴールドマンの新CEOとして全米を巡るツアーの滞在先の一つとなったシアトルでの9日の会合は、アップルのルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)やマイクロソフトのエイミー・フッドCFOを含む巨大テクノロジー企業や地元企業の幹部らと会うのが目的だった。ごまをまぶしたサーモンやみそをからめたチキンでもてなしながら、ソロモン氏と部下のトップバンカーらは、ゴールドマンのビジネスを顧客に売り込んだ。 

ビバリーヒルズで行われたイベントに参加したソロモンCEO(10月10日)

写真家:Matt Winkelmeyer /ゲッティイメージズ

  ウォール街の経営幹部なら誰もが、顧客のために働くことが自分たちの存在理由だと話す。ソロモン氏のCEOとしての最初の2週間を見る限り、説得力ある新しい手法で同氏がそれを実践しようとしている様子がうかがえる。事情に詳しい複数の関係者が匿名を条件に詳細な状況を明らかにした。

  ベテランの投資銀行バンカーであるソロモン氏は、トレーダー出身のロイド・ブランクファイン氏の後任として、ゴールドマンのCEOに1日付で就任。ジョン・ウォルドロン社長が指揮する新たなイニシアチブに関する社内文書を公表し、初日の仕事をスタートさせた。ゴールドマンの主要部門の垣根を越えて重要顧客のさまざまな要望や相談に応じる「コンシェルジュ」サービスを創設することが目標だ。

  この取り組みに関与する他の上級幹部には、米株セールス責任者のジャック・セバスチャン氏、ファイナンシャル&ストラテジック・インベスターズ・グループ(FSIG)グローバル責任者のアリソン・マス氏、インターナショナル資産運用部門の共同責任者を務めるシェイラ・パテル氏も含まれる。

  ウォルドロン社長はインタビューで、「当行の顧客の多くがビジネスを築き上げる過程でより広範かつ複雑になっている。われわれの顧客対応は大いに改善が必要だ」と語った。

原題:Solomon Jets Across Map to Woo Clients as His Goldman Era Begins(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE