米産大豆搭載の船舶2隻、中国に向かう-貿易対立でも需要旺盛

  • 最近はブラジルから輸入目立つが、18年収穫期に伴う供給は減少
  • 米国は本格的な収穫期-米産大豆輸入せざるを得ない面も

米国産大豆を積んだ船舶がさらに2隻、中国へと向かっている。米中の通商対立が長引く中、中国側で大豆を求める動きが強まっていることを示唆している。

  「スター・ローラ」と「ゴールデン・エンプレス」の2隻が11日終了週に大豆を積み込んだ。ブルームバーグがまとめた船舶データによると、メキシコ湾を出港したスター・ローラは今月末に中国・青島港に到着予定で、米北西部の太平洋岸を離れたゴールデン・エンプレスは12月に着く見通しだ。

  米政府のデータによれば、同週にメキシコ湾経由の輸出で検査などが実施された米国産大豆は6万5431トン、ピュージェット湾経由では6万9298トンに上った。

  米国は大豆の本格的な収穫期を迎えている。例年なら中国による米国産の購入が活発になるが、中国は今年7月に米国産大豆への追加関税を発動。この数カ月はブラジルからの輸入が目立っている。先週の輸出報告によると、9月1日に新たな穀物年度が始まって以降、米国の対中大豆輸出は今月4日時点で約6万6955トンにとどまっている。

  2018年収穫期に伴う南米からの大豆供給は減少に転じつつあり、次の収穫が始まるのは来年の早い時期となる。このため、中国は一部の大豆を米国から輸入せざるを得ないとみられる。

  フューチャーズ・インターナショナルの穀類・オイルシード担当シニアコモディティーアナリスト、テリー・ライリー氏(シカゴ在勤)は、「中国による米国産大豆の購入は、南米が19年前半に再び収穫期を迎えるまでは従来予想されていたほど輸入が減速しない可能性を示している」と指摘した。

原題:Two Ships With U.S. Soybeans Head to China as Trade War Lingers(抜粋)

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