トランプ氏:気候変動はでっち上げではない、現象は「逆戻り」も

トランプ米大統領は気候変動を「でっち上げ」とはもはや考えていないかもしれないが、人類が引き起こしているかどうかには依然疑問を持っており、全ての現象が逆戻りする可能性さえあると考えている。

  トランプ氏はCBSの番組「60ミニッツ」でのインタビューで気候変動に疑問を呈した。地球温暖化は中国人が広めた「でっち上げ」だとのツイートを通じた過去の主張からは距離を置く姿勢を示したものの、「非常に強い政治的意図」を持つ科学者が温暖化懸念をあおっているとの見方を示した。

  「でっち上げだとは思わない。恐らく変化は起こっているが、それを人類が作り出したかどうかは分からない」と発言。「気候変動そのものを否定しているわけではない。だが逆戻りする可能性も大いにある」と述べた。

  国連の気候変動に関する政府間パネルが、温暖化阻止のために「前例なき」対応をとらなければならないと各国に訴える報告書を1週間前に発行したばかり。トランプ氏の発言は二酸化炭素などの温室効果ガスの大気中での効果に関する科学的な研究とも矛盾する。産業革命以降、地球の気温は1度上昇。科学者たちは、温室効果ガスの発生が地球温暖化の最大の要因であるとの点でおおむね一致している。

  トランプ氏自身、この問題に関する従来の見方から変化している。1月には米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)に対し、「寒冷化もあれば温暖化もある」と指摘していた。今回、トランプ氏はCBS番組で「何かが起きていると思う」と発言。「何かが変化しており、それは再び逆戻りするのだろう」と述べた。

  トランプ氏は発言の科学的根拠を示していない。ホワイトハウス担当者はコメントの要請に応じていない。

原題:Trump Says Climate Change No Hoax But Will ‘Change Back Again’(抜粋)

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