Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

JPモルガンは「サイクル終盤の脆弱性」予想-利回り上昇終了まだ先

  • 株以外の市場の大半、キャッシュに対しアンダーパフォーム継続へ
  • 米10年債利回りは4%、さらに5%にまで達する可能性も
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

JPモルガン・チェースは、米国債利回りの上昇局面は終わっておらず、投資家は資産クラス全般にわたって輝きの劣るリターンに備えた方がよいと指摘した。

  ジョン・ノーマンド氏率いる同行のストラテジストらは12日のリポートで、米金融当局は恐らく2019年末にかけて四半期ごとに利上げを実施するため、10年債利回りは同年の遅い時期に向けて着実に上昇すると予想。来年7-9月(第3四半期)時点での目標を3.5%に設定している。

  同ストラテジストらは、「債券市場の動向とそこからの波及は、来年にかけて市場のボラティリティーを押し上げるサイクル終盤の兆候であり、株式以外の市場の大半はキャッシュをアンダーパフォームし続ける」と分析。「ファンダメンタルズやバリュエーションの面でサイクル終盤は脆弱(ぜいじゃく)さにあふれているため、資産全体にわたる極めて低い絶対リターンおよびリスク調整後リターンの目標を正当化する」と説明した。

           

  ノーマンド氏はまた、ある特定の要因が生じた場合、10年債利回りは4%、さらに5%にまで達する可能性があるとみている。その要因は以下の通り。

  • コア個人消費支出(PCE)の上昇率が3%のようにオーバーシュート
  • インフレ率の上昇に伴い、米金融当局の反応関数がよりハト派寄りに変化
  • 米連邦準備制度理事会(FRB)によるバランスシートの縮小ペース加速と連邦財政赤字の拡大が同時発生した状況に対する非直線的な反応

           

              
原題:JPMorgan Expects ‘Late-Cycle Vulnerabilities’ as Yields Advance(抜粋)

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