テスラ、「モデル3」生産が10万台突破-マスク氏の取り組み奏功

  • 今後、テスラ車の購入に伴う税額控除が減らされる
  • 現行の生産ペースでは次の10万台達成まで6カ月弱になる見通し
Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg
Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

米テスラは「モデル3」のこれまでの生産台数が10万台に達するという節目を迎えた。ブルームバーグのトラッカーによる最新の予測が示した。

  今年に入ってからの状況を考えると、これは驚くべき成果だ。テスラは自動化計画がうまくいかず、エンジニア幹部らは工場のラインを撤去して巨大なテントを建設し、組み立ての工程全体を見直した。しかし、今回の生産台数を見れば、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が講じたこうした劇的な措置が効果的だったことがうかがえる。

  今やモデル3の米生産台数は他の電気自動車(EV)ブランドを全て合わせた数を上回る。セダンの高級車の分野ではモデル3がメルセデスやBMWの主力車を追い抜いている。7-9月(第3四半期)にはトヨタやホンダの一部車種を除いて最も販売台数が多かった。

Tesla Breaks Into America's Top 10

The Model 3 electric car ranked among the best-selling sedans of the third quarter

Source: Bloomberg, company filings

Note: Tesla's Model 3 tally includes some deliveries in Canada

  ただテスラには逆風も吹いている。同社はウェブサイトに12日掲載した資料で、購入者は年内の納車を確保し、米連邦政府の税額控除を得るには15日までの発注が必要であると通知した。テスラは米国でのEV販売台数が累計20万台に達したことで税額控除が徐々に減らされる。来年1月1日からは7500ドル(約84万円)の控除が半分に減る。
  
  マスク氏は2016年、モデル3生産の10万台突破を17年末までに達成すると豪語していたが、そうはならなかった。マスク氏にはよくあることだが、現実的ではない目標設定だった。ただモデル3の生産は順調に進みつつあるようだ。17年7月の生産開始から10万台達成まで約1年2カ月を要したが、現行の生産ペースでいくと、次の10万台達成までの期間は6カ月弱になる見通し。

原題:Tesla Model 3 Output Tops 100,000 Mark in Win for Musk’s Reboot(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE