ECB、19年夏までに利上げタイミング明確化へ-ビルロワドガロー氏

  • 19年の「夏の終わりまで」政策金利を据え置くとECBはコミット
  • 当局者はまだしばらくの間、選択肢を残していく方針だと仏中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのビルロワドガロー・フランス中銀総裁は14日、2011年以来で初となる利上げのタイミングについて、来年夏までに一段と明確化するとしつつも、当局者はまだしばらくの間、選択肢を残していく方針だと述べた。

  ECBの債券購入が終了を迎える12月が近づくにつれて、19年の「夏の終わりまで」政策金利を据え置くとしたコミットメントに関心が移っている。このやり方は、当局者に柔軟性を与えるものの、一部投資家を当惑させる形となっている。

ビルロワドガロー仏中銀総裁(14日)

フォトグラファー:SeongJoon Cho / Bloomberg

  ビルロワドガロー総裁はインドネシアのバリ島で開かれたパネル討論会に出席。テキストによれば、「現時点でのさらなる明確化と将来の柔軟性との間のトレードオフについてここで考える必要がある。現時点での明確化のために将来の柔軟性を犠牲にすることに何らの価値を見いださないが、19年夏が近づくにつれて、われわれのフォワードガイダンスを詳述するのが望ましい方向にバランスはシフトするだろう」と語った。

  同総裁はまた、量的緩和(QE)プログラムの下でECBが購入した計2兆6000億ユーロ(約337兆円)の資産の再投資をいつまで続けるか詳しく説明する前に、ECBとして選択肢を残しておくべきだとの考えを示した。

原題:Villeroy Says ECB to Clarify Rate Liftoff’s Timing by Summer ’19(抜粋)

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