AT&T、CNN売却の可能性を米独禁当局に提案していた-裁判文書

AT&Tのランダル・スティーブンソン最高経営責任者(CEO)は、政府がタイム・ワーナー買収差し止めを求めて提訴しないようにするため、昨年の米反トラスト当局との会合でCNN売却を提案していたことが宣誓供述書から明らかになった。

  11日付の裁判所届け出で政府が言及したスティーブンソンCEOの宣誓供述書によると、同CEOは昨年11月の司法省反トラスト局のデルラヒム局長との会合でタイム・ワーナー傘下のCNNを売却する可能性に触れた。同CEOはCNNを売却するつもりはないと過去に述べており、今回明らかになったやり取りの内容はそれに矛盾する。

  司法省がタイム・ワーナー買収の差し止めを求めて提訴する前のこの宣誓供述で、スティーブンソン氏はデルラヒム局長との会合について詳細に言及。司法省はこれを売却の提案だったと受け止めたという。

  だがこの訴訟に詳しい関係者によると、スティーブンソン氏はCNN売却を提案したわけではない。資産売却を必要とせずに似た買収案件が承認された前例があることから、司法省が問題視する主な部分を理解しようとしていたにすぎないという。

  AT&Tはコメントを控えた。

原題:AT&T CEO Floated CNN Sale to Ease U.S. Concerns on Time Warner(抜粋)

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