IEA、石油需要の伸び見通し下方修正-価格は高止まりと予想

  • 18年、19年の伸び予測をそれぞれ日量11万バレル前後引き下げ
  • エネルギー価格上昇と途上国の通貨下落が同時-経済に打撃の恐れ

国際エネルギー機関(IEA)は今年と来年の石油需要予測を引き下げた。世界の経済成長への脅威が強まっている状況が理由。ただ、余剰供給分が減少しているとして、価格は高止まりするとの見通しも示した。

  IEAは月報で、世界石油需要の伸び予測を今年と来年それぞれ日量11万バレル前後ずつ引き下げ、2018年は日量130万バレル、19年は同140万バレルとした。下方修正は中国の消費についての計算方法変更も反映している。 

  IEAは国際通貨基金(IMF)による世界経済の成長見通し引き下げや貿易摩擦、原油高がもたらす負担の全てが今回の予測下方修正につながったと説明。また、石油輸出国機構(OPEC)加盟国であるベネズエラとイランで供給減少が深刻化しているとし、それ以外の国・地域に残っている余剰生産能力は世界需要の2%程度しかなく、さらに下がる公算があるとも説明した。

  「エネルギー価格は高水準に戻り、それが経済成長を脅かしている」とIEAはコメント。「多くの途上国にとって、国際的な価格上昇が対ドルでの自国通貨下落と同時に起きており、経済に打撃となる恐れが一段と深刻だ」と記した。

Expensive Energy Hurts Demand

The IEA is lowering forecasts for global oil consumption

Source: IEA

原題:IEA Cuts Oil Demand Forecasts But Sees Prices Staying High(抜粋)

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