米国株急落の日、ETFには20億ドル流入-相場に一段安の余地か

  • SPDR・S&P500ETFトラストには25億ドル流入-データ
  • 「相場は回復へ向かう前に恐らく一段と悪化」-ハービー氏
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株の時価総額が8000億ドル(約89兆7000億円)余り吹き飛んだ日、誰もが出口へ急いだとあなたは思うだろう。だが、少なくとも上場投資信託(ETF)の資金フローでは、そんな状況は起きなかった。

  米国株が8カ月ぶり大幅安を記録した10日、米国株に的を絞ったETFには差し引き約20億ドルの資金が流入し、中でもS&P500種株価指数に連動する最大のETF「SPDR・S&P500ETFトラスト」には25億ドルが集まった。ブルームバーグの集計データが示した。
            
          

  このデータは、株式市場の広範な下げに歯止めをかけるほどの強さはないにしろ、押し目買いの動きが依然としてあることを示している。強気派はまだ諦めていないというシグナルの一つであり、相場底入れの兆候を探る投資家にとっては下げる余地がまだあり得ることを示唆する。

  ウェルズ・ファーゴの株式戦略責任者、クリストファー・ハービー氏は「株式市場の痛みが終わったとは思わない」と述べ、「相場は回復へ向かう前に恐らく一段と悪化するため、それに備えた方がいい。その先には、より良い買い場があると考えている」と語った。

  S&P500種は月間パフォーマンスが2016年の早い時期以来のひどさとなりそうだが、10月の資金フローは依然としてプラスを維持している。今年早くの米国株急落の局面では、ETFから2月と3月に計300億ドル余りの資金が流出した。
         
原題:ETF Inflows of $2 Billion Show Stock Sell-Off May Get Worse(抜粋)

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