【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース

  • 連日のFRB議長批判、米財務省の為替報告、Fedプットを悲観
  • トランプ氏の強いドル発言、米CPIは予想下回る
A trader works on the floor of the New York Stock Exchange Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

止まらない米国株式相場の急落。金融市場では、トランプ大統領に辛辣な批判を浴びせられるパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長を擁護する一方、過熱する景気をソフトランディングに導くための引き締めの一つとして、株価の調整はFRBで歓迎されているのではないかとの指摘もあります。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

私の方が理解

トランプ米大統領はパウエルFRB議長を解任する考えはないと述べる一方で、2月以降で最悪となった株式相場の下落は「制御不能」に陥った米金融当局の責任だと非難した。利上げは「必要ないというのが私の意見だ。私の方が彼らよりこの点を分かっていると思う」と述べた。米国株式相場はこの日も急落。トランプ大統領が頻繁に言及するダウ工業株30種平均は546ドル安で引けた。前日は832ドル下げていた。

人民元操作

米財務省のスタッフはムニューシン長官に対して、中国が人民元を操作していないと報告した。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。トランプ政権は市場で注目されている半年次為替報告書の公表を準備している。同長官はスタッフの報告と異なる結果を発表する可能性もあるという。一方、国家経済会議(NEC)のクドロー委員長は、トランプ大統領と中国の習近平国家主席との会談計画について「協議は進行中」だと述べた。

助けは来ない

株価急落が米連邦公開市場委員会(FOMC)の注意を引くには、15-20%という大きな調整が必要になるだろうと、エバコアISIのクリシュナ・グハ氏は分析。S&P500種が9月に付けた終値ベースの最高値2930.75から20%下げた水準は、2345となる。11日の終値は2728.37。ウエストパック銀行のショーン・キャロー氏も、少なくとも当面は「Fedプットという考えは葬り去ろう」とリポートに記した

とても強力

トランプ米大統領は非常に強いドルは輸出にとっては歓迎されないとの見方を示した。大統領はホワイトハウスの大統領執務室で、「ドルはとても強く、とても強力だ。率直に言うと、これがビジネスをほんの少し難しくしている。強いドルは必ずしも良いことばかりではない。だが、米国のドルはとても強い」と記者団に語った。

軌道修正の兆しなし

9月の米消費者物価指数(CPI)は、変動の大きい食品・エネルギーを除くコア指数の伸びが市場予想を下回った。中古車の価格下落や居住費の上昇鈍化が影響した。大和証券キャピタル・マーケッツ・アメリカのマイケル・モラン氏は「米金融当局はインフレ率が2%前後で推移することを望んでいるが、ここ数カ月は幾分鈍化している」と指摘。その上で、この日のCPI発表を受けて12月米利上げの「見通しを変えることはしない」と述べた。

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