Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

トランプ大統領のFRB批判、世界の中銀総裁が反論の大合唱

  • 政治の干渉なく独立して行動する自由が必要ー南ア中銀総裁
  • カーニー・イングランド銀総裁、南ア中銀総裁に完全に同意
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トランプ米大統領が10日、米金融当局は「正気を失った」などとその利上げを批判したことについて、世界中の中央銀行総裁から反論の大合唱が起こった。

  大統領は米株急落について金融当局の「常軌を逸した」利上げが原因だと述べていた。

クガニャゴ総裁

フォトグラファー:SeongJoon Cho / Bloomberg

  インドネシアのバリ島で開かれた国際通貨基金(IMF)年次総会でのパネルディスカッションで、南アフリカ準備銀行のクガニャゴ総裁はトランプ氏発言について問われ、中銀の独立性の重要性を強調した。

  「当局は、絶え間ない政治の干渉などを受けることなく、独立して行動する自由を与えられる必要がある」と語った。

  イングランド銀行のカーニー総裁も、クガニャゴ総裁に完全に同意すると述べた。また、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の専門知識をたたえ、「米国と世界の金融システムについて本当に理解している」と絶賛した。

ラガルド専務理事

フォトグラファー:SeongJoon Cho / Bloomberg

  国際通貨機関(IMF)のラガルド専務理事も先にCNBCとのインタビューで、パウエル議長を「常軌を逸した」という表現と結びつけては考えないとして、「パウエル氏とFRB理事らは極めて真剣でしっかりした人々で、実際の情報に基づいて決定を下すことを旨とし、決定を正しく伝える決意を持っているという印象を持っている」と語った。

原題:Central Bankers Say Fed Not Going ‘Loco’ as Trump Sounds Off(抜粋)

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