新興国市場の持続的回復、19年の遅い時期まで待つ必要-アムンディ

  • 米中間選挙後の反発局面でも油断は禁物-シズディコフ氏
  • ディフェンシブ資産としてドル建て債に投資機会とも同氏

欧州最大の資産運用会社アムンディは、新興国市場の持続的な回復はほぼ1年先になるとみており、米中間選挙後に反発する場面があっても油断すべきではないと投資家に忠告した。

  新興国市場担当世界責任者のエルラン・シズディコフ氏(ロンドン在勤)は、最終的には米国経済の減速と米当局による金融引き締め終了で、この資産クラスは輝きを取り戻すと予想。しばらくは、新興国市場のドル建て債に投資機会があるとみている。為替やインフレ圧力のリスクを負わずにイールドプレミアムをある程度提供する戦略だ。
        

  シズディコフ氏によれば、トランプ大統領が貿易問題で現在の保護主義的な姿勢から「よりビジネス寄り」のアプローチに転換するなら、投資家は12月にも新興国市場に戻ってくる可能性がある。同大統領の遊説が貿易戦争の激化に反対する支持者や寄付者の関心を引き付けることに同氏は期待している。

  新興国市場の債券と株式で394億ユーロ(約5兆1100億円)の運用に携わる同氏は、「これは恐らく、私の理解からすると、貿易戦争の溝を埋めるために中国が米国に対し大きな取引を提案する時だろう」と述べ、「12月にちょっとしたラリーがあるかもしれないが、ファンダメンタルズの観点からすればそれは持続不可能であり、正当化されない」と語った。
            
原題:Amundi Sees Sustainable Rally in Emerging Markets - in Late 2019(抜粋)

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