債券ETFから資金流出-米利回り上昇はもはや「空脅し」ではない

  • 金利上昇が今回は本当に市場を動揺させた-BIのバルシュナス氏
  • iシェアーズ・コア米国総合債券市場ETFから20億ドル近く流出

少しでも金利リスクのにおいのするものから、誰もが逃げ出している。投資家は9日、年限が長めの債券相場に連動する上場投資信託(ETF)を大量に売った。同日の資金流出が最大となったETF4本は全て債券ファンドだった。

  10年物米国債利回りはこれまで3%に達するたびに低下していたので、投資家は利回りの上がり下がりに対して鈍感になっていたと、ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のETFアナリスト、エリック・バルシュナス氏は指摘する。

  「しかし今回は3%からさらに上げたので投資家は不安になっている。投資家はもはや、金利上昇を空脅しだとは考えていない」と述べ、「金利上昇が今回は本当に市場を動揺させた」と付け加えた。

  「iシェアーズ・コア米国総合債券市場ETF」(AGG)からは9日に20億ドル(約2240億円)近くが流出。設定からの15年間で1日の流出額として最大だった。

原題:Bond ETF Outflows Suggest No More ‘Crying Wolf’ on U.S. Rates(抜粋)

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