Fリテイリ:19年秋にインド初出店-海外好調で今期過去最高益へ

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  • インド抜きでは世界一になれない、現地企業や個人と連携
  • 海外ユニクロ事業の営業益、今期に国内ユニクロを大幅に上回る見通

衣料ブランド「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは、2019年秋にインドのデリーやベトナムに初出店する方針を示した。今期(19年8月期)の業績は好調な海外ユニクロ事業がけん引し過去最高益となる見通しで、新たな国への進出でさらなる成長を目指す。

  都内で会見した柳井正会長兼社長は、世界経済の成長の中心であるインド抜きでは「世界一になれない」とし、「フルスイングでホームランを狙いに行かないとインドに行く意味がない」と話した。さらに同社単独ではなく現地の企業や個人との「強いパートナーシップ」を組んだ上で出店する方針を示した。

  同社は11日、今期の営業利益が前期(18年8月期)比14%増の2700億円になるとの予想も発表。これはブルームバーグが集計したアナリスト18人の事前予想平均2615億円を上回る水準。

  業績押し上げの中心的な役割を果たすのが海外ユニクロ事業だ。中華圏や東南アジア、オセアニア地域で増収増益となることから、今期の海外ユニクロ事業の営業利益は国内ユニクロ事業を大幅に上回る見込み。欧州でも好調で19年春にはデンマークでの初出店も計画している。また、赤字だった米国でのユニクロ事業も今期の黒字化を見込んでいる。

  同時に発表した前期の営業利益は34%増の2362億円。海外ユニクロ事業の営業利益が63%増の1188億円と、国内ユニクロ事業の1190億円(24%増)と肩を並べる水準に育ったことが影響した。業績が好調だったことから従来1株当たり400円としていた前期の年間配当を440円にすることも発表した。

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