米超党派議員がトランプ政権に調査要請-サウジ記者の行方不明問題

  • 上院外交委員会が人権侵害を巡る調査を求める書簡を送付
  • 調査で人権侵害が発覚すれば制裁勧告が行われる公算大

米上院議員の超党派グループはサウジアラビア出身のジャーナリストが行方不明になっている問題で、人権侵害の観点から調査するようトランプ政権に求めている。調査結果次第では、サウジの当局者や企業などに制裁が発動される可能性がある。

  トランプ大統領宛ての10日付書簡で上院議員らは、2016年に成立した「グローバル・マグニツキー法」に基づくジャマル・カショギ氏の調査を要請。同氏は先週、トルコ・イスタンブールのサウジ領事館に入った後、目撃されていない。今回の書簡はカショギ氏の問題に抑制的な態度を取っているトランプ政権により活発な対応を促す狙いがありそうだ。

ジャマル・カショギ氏

フォトグラファー:MOHAMMED AL-SHAIKH / AFP via Getty Images

  書簡には「サウジのジャーナリストでワシントン・ポストのコラムニストであるカショギ氏が最近、行方不明になったことは、同氏が国際的に認められた人権をひどく侵害する行為の犠牲者になった可能性を示唆している」とあり、「最高ランクのサウジ政府当局者に関するものを含め、決定を下す際には適切な情報を考慮するよう期待する」と書かれている。書簡には1人を除き上院外交委員会のメンバー全員が署名した。

  グローバル・マグニツキー法では、人権侵害を引き起こした当局者に対する制裁に関し米政権が決定を120日以内に上院外交委員会に伝えることが定められている。

  トルコ当局者が匿名で語ったところによると、カショギ氏は今週、領事館の中で殺害された。これに対しサウジ政府は容疑を強く否定している。

原題:U.S. Probe of Saudi Arabia in Khashoggi Case Forced by Senators(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE