中国情報部員を経済スパイの罪で起訴-米国に身柄引き渡し

  • 被告が狙った企業の1社はGEアビエーション
  • GE側の協力が捜査に欠かせなかったーデマーズ司法次官補

Photographer: Qilai Shen / Bloomberg

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中国政府の情報部員が米オハイオ州の航空関連企業から機密情報を盗んだとしてベルギーで4月1日に逮捕され、同国から米国側に身柄が引き渡された。米司法省が明らかにした。

  同省は経済スパイ活動などの罪で中国国家安全省に所属したシュ・イエンチュン被告を起訴した。訴状によれば、同被告は複数の名前を用い、米欧の航空宇宙企業を標的としていた。

  トランプ政権が中国に対する姿勢を一段と強硬にする中で、ペンス副大統領はワシントンのハドソン研究所で4日行った演説で、中国は米国の世論操作を目的に、スパイや関税、強硬措置、宣伝工作など「政府ぐるみの取り組み」に従事していると主張した。

  デマーズ司法次官補(国家安全保障担当)によれば、中国情報部員が米国の要請で国外で逮捕され、米国への引き渡しを経て経済スパイの罪で起訴されるのは初めて。シュ被告が狙った企業の1社はゼネラル・エレクトリック(GE)傘下のGEアビエーションで、同社の協力は捜査に欠かせなかったという。

  シュ被告の弁護士にコメントを求め電子メールを送付したが、今のところ返答はない。中国大使館にも今回の起訴について電子メールでコメントを求めたが、返答はなかった。

原題:Accused Chinese Spy Extradited to U.S. in Trade-Secrets Case (1)(抜粋)

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