ドローン使用したテロの脅威「着実に増している」-FBI長官

  • 「イスラム国」や「アルカイダ」などが海外でドローンを使用
  • 連邦当局は新法でドローン対策に関する権限を与えられた
Source: Bestgreenscreen/iStockphoto
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米連邦捜査局(FBI)のレイ長官は10日、テロリストや犯罪集団、麻薬カルテルが米国で攻撃を実行する際に民生用ドローンが使用される可能性は高く、その「脅威は着実に増している」と上院委員会で証言した。

  レイ長官は上院国土安全保障・政府活動委員会の公聴会での証言文書で、「テロリスト集団は戦場での経験を苦もなく生かして兵器化したドローン」を使用する可能性があると指摘した。

  米司法省および国土安全保障省がドローンの通信を監視し、極端なケースではドローンを機能不全にする法的権限をちょうど得たタイミングでの指摘で、ドローンの脅威に関するレイ長官の発言としてはこれまでで最も力強いものだ。トランプ大統領は5日、ドローン対策を盛り込んだ航空関連の政策法案に署名している。

  レイ長官は「小売りでの入手しやすさ、調達の際に本人確認義務がないこと、使い勝手の良さ、これまでの海外での活用を考慮すれば」、「大勢が集まる」場所を含め米国における攻撃で今後ドローンが使用されるとFBIは分析していると説明した。

  過激派組織「イスラム国」(IS)や国際テロ組織「アルカイダ」がドローンを使って攻撃を「繰り返しかつ熱心に」試みた状況をFBIは見てきたとレイ長官は証言。ギャング組織「MSー13」やメキシコの麻薬カルテルもドローンを使用したと語った。ベネズエラのマドゥロ大統領の暗殺未遂事件でもドローンが使われたとみられている。

原題:FBI Warns of ‘Escalating Threat’ of Terrorists Using Drones (1)(抜粋)

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