リセッション見越して中小型株処分売りは大間違い、JPモルガンが分析

  • 中小型株はピーク前と底打ち後に大型株をアウトパフォーム
  • こうしたリターンがリセッション時のアンダーパフォーマンスを圧倒
Photographer: Bloomberg/Bloomberg
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リセッション(景気後退)前後に中小型株を避けることは大きな間違いかもしれない。

  JPモルガン・チェースのストラテジスト、エドゥアルド・レクバリ氏らはリポートで、米国の中小型株は歴史的に、リセッションに絡む下落局面で大型株に対してアンダーパフォームしてきたが、その差は景気サイクル全体を通じた中小型株の秀でたリターンに比べるとかすむと分析。景気後退局面は差し迫っていないが、予想より早くリセッション入りする場合に備えてリスクを抑制するよう投資家に促していると述べた。

  JPモルガンの分析によれば、過去5回のリセッションを振り返ると、ラッセル2000指数の高値から底打ちまでの平均下落率は39.2%。これに対しS&P500種株価指数は34%だった。

  しかし、ピーク前の1年間と底打ち後の1年間のパフォーマンスでは、中小型株が大型株をはるかに上回る。ラッセル2000指数のリターンはS&P500種をピーク前で18.2ポイント、底打ち後で30.4ポイント上回った。ストラテジストらはリポートに、「リセッションを見越して中小型株を避けるのは損をする戦略だ」と記した。

原題:JPMorgan Says Dumping Small Stocks at Recessions a Huge Mistake(抜粋)

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