米ファスナル株が大幅下落、新たな対中関税が顧客に打撃とCEO

  • 製品の10%強を中国で生産-留め具事業を中心に影響が出る見通し
  • 「顧客の北米サプライチェーンに直接影響が及びつつある」-CEO

10日の米株式市場で工業・建設資材供給会社ファスナルの株価が半年ぶりの大幅な下落となった。中国製品に対する米国の新たな関税が顧客に「直接影響を与えている」と同社が指摘したことが手掛かり。
  
  ダニエル・フローネス最高経営責任者(CEO)はこの日、7-9月(第3四半期)決算に関するアナリストとの電話会議で、ファスナルは米中貿易摩擦に伴う関税の第一弾ではさほど影響を受けなかったが、9月24日に発動された関税で見通しが変わったと説明した。同社によると、製品の10%余りが中国で生産されており、留め具事業を中心に影響が出る見通し。

  フローネスCEOは「顧客の北米サプライチェーンに直接影響が及びつつある。従って、当社の事業にも影響がある。実際にどうなるかは時間がたたないと分からない」と語った。

  同社の株価終値は7.1%安と、4月以来最大の下げを記録。同業他社の株価も売られ、WWグレンジャーとMSCインダストリアル・ダイレクトの株価もそれぞれ5.7%、5.4%の下落で取引を終えた。

  ファスナルの7-9月期決算では粗利益率が48.1%と、前年同期比1ポイント下がった。四半期ベースで粗利益率が予想を下回ったのはこれで今年2回目。

原題:Fastenal Sinks as CEO Says Duties on China Are Hurting Customers(抜粋)

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