世界最長19時間フライトが復活へ-エコノミークラスなしゆったり座席

  • シンガポール航空が11日、ニューヨーク行きの便を再開する
  • 座席数減りスペース拡大-バランス取れた食事やWiFi提供
Singapore Airlines A350-900 Ultra Long Range Aircraft. Singapore Airlines Singapore Airlines
Singapore Airlines

原油価格が4年ぶり高水準近くに上昇しているにもかかわらず、地球半周の距離を飛行する長距離フライトが復活する。

  シンガポール航空は11日、シンガポールとニューヨーク間を結ぶ1万400マイル(約1万6700キロメートル)のサービスを再開する。カタール航空のドーハ・オークランド路線を迎え、民間航空会社のフライトとしては世界最長の座を取り戻す。オーストラリアのカンタス航空も約半年前、17時間のパース・ロンドン直行便を開始していた。

シンガポール航空のA350-900型機

出典:シンガポール航空

  技術の進歩や、航空機の燃費向上および燃料積載容量の拡大で、シンガポール・ニューヨーク便の再開が可能になった。5年前に原油価格が1バレル=100ドルに上昇したことが、18時間45分に及ぶ同便の打ち切りの一因となった。

  シンガポール航空は先月、超長距離機エアバスA350-900型機の初回納入分7機を受け取った。これらが今回のニューヨーク路線に加え、11月に就航するロサンゼルス行きの直行便に使われる。

  19時間近くも飛行機に乗ることに尻込みする人もいるが、シンガポール・チャンギ国際空港とニューアーク・リバティー国際空港を結ぶフライトの内容は以下のようになる見通しだ。

スペース拡大

ビジネスクラスのベッド

出典:シンガポール航空

  既存のA350-900型機は253人乗りなのに対し、今回の路線で採用されるエアバス機は通常のエコノミークラスがなく、161人乗りだ。これはスペースが広くなることを意味する。ビジネスクラスはフラットベッドシート67席、後部のプレミアムエコノミークラスは94席。

食事

  シンガポール航空は、超長距離路線で座席に一日中座り続ける影響を打ち消すための食事を提供する方針を示している。

ロブスター・テルミドール

出典:シンガポール航空

  同社は「ウェルネス・セットメニュー」で、エビのセビチェやオーガニックチキンなどを提供する。キャニオン・ランチとの提携で、「睡眠改善のための科学的助言や方法、バランスの取れた食事、血行を促進するためのエクササイズ」を提案する。

  他のシンガポール航空の長距離路線と同様、チキンライスなど地元の人気料理も食べることができるほか、「ブック・ザ・クック」サービスを使えば、ロブスター・テルミドールやリブアイステーキなどの料理をフライトの24時間前までに注文できる。

WiFiサービス

  今回のフライトはWiFiサービスを有料で提供する。ビジネスクラスの乗客は30メガバイト(MB)のデータが無料で使える。追加データ20MBの料金は6ドル、最大200MBの大容量パッケージは28ドル。

プレミアムエコノミーのエンターテインメントシステム

出典:シンガポール航空

原題:World’s Longest Flight Makes a Comeback, Without Cattle Class(抜粋)

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