Photographer: Andrew Harrer

花形運用者も強いドルに勝てず-現地通貨建て債券ファンド受難の時代

  • マクナマラ氏は過去10年にわたり同種ファンドの95%を上回る成績
  • 米金利上昇、貿易紛争、ドル高で投資家が新興市場離れ
Photographer: Andrew Harrer

ポール・マクナマラ氏ほど輝かしい実績を誇る債券運用者はそういない。同氏の新興市場ファンドは過去10年にわたり同種ファンドの95%を上回る成績を上げてきた。

  しかしそれでもこの頃は資金流出が避けられず、同氏のマルチボンド・ローカル・エマージング・ボンド・ファンドからは3月以降に約6億ドル(約680億円)が引き揚げられた。

  マクナマラ氏は2000年からこのファンドを運用し、スイスの運用会社、GAMホールディングで最大のファンドの一つに育て上げた。しかし米金利上昇と貿易紛争が新興市場資産の妙味を薄れさせドルを押し上げる中で、同氏のファンドのように現地通貨建て新興市場債に投資するファンドは最悪の状況に直面した。

  「ドルが強い環境下でわれわれにできることはあまりない。基本的に現金保有を増やすだけだ」とマクナマラ氏はインタビューで述べた。「強いドルに対してアウトパフォームすると思える新興市場通貨などない。現時点でこれは不愉快なほど明白だ」と語った。

  モーニングスターによると、同氏のファンドは今年、ドル建てで9%余りのマイナス。2017年はプラス15%、16年はプラス11%だった。

原題:GAM’s Other Bond Star Feels Dollar Pain as $600 Million Gone (1)(抜粋)

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