香港が電子たばこ禁止へ-たばこ業界の成長市場探る取り組みに打撃

  • 林鄭月娥行政長官が10日の施政報告で表明
  • 業界は次世代商品に期待も、未成年者を巡る懸念残る

香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は10日の施政報告で、煙を出さない次世代製品である電子たばこを禁止する方針を示した。世界的に紙巻き製品の需要が縮小する中、成長市場を探るたばこ業界の取り組みには打撃となる。

  次世代の無煙たばこを禁止したのは少なくとも27カ国・地域に上っており、香港も世界保健機関(WHO)の助言に耳を傾ける形でこれに加わることになる。こうした製品が若年層に魅力的に映るとの懸念から、世界の保健当局は厳しい目を向けてきた。香港の方針は、紙巻きたばこに代わる新商品の開発に多額の資金を投じているたばこ会社にとって悪いニュースだ。

  香港当局の6月時点の電子たばこ規制案は従来型たばこと同じく、未成年者への販売制限や広告禁止などにとどまっていた。

  フィリップモリスインターナショナルの担当者は、香港では新たな代替製品をいずれも売っていないと回答。日本たばこ産業(JT)は同地で販売しているのは紙巻きたばこだけだとコメントした。10日午後の取引でJT株は一時1.9%高となっている。

原題:Hong Kong Bans E-Cigarettes in Latest Setback for Big Tobacco(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE