英、EU離脱後に政府調達市場から締め出しも-米が難色と関係者

  • 英はEU離脱で締約国の資格を失うGPAへの再加入を目指す
  • 締約国の政府調達市場は全体で1兆7000億ドル規模となる

欧州連合(EU)加盟国として、世界貿易機関(WTO)の「政府調達に関する協定」(GPA、締約国46カ国)に参加する英国は、来年3月のEU離脱に伴い締約国としての資格を失う。

  英政府は再加入を申請する方針だが、米政府の交渉担当者は申請内容が無効であり、修正が必要だと主張し、阻止する可能性をちらつかせている。協議が続いていることを理由に事情に詳しい当局者2人が匿名を条件に明らかにした。

  GPAへの再加入が阻止されれば、英国がEUを離脱した後、ロールス・ロイス・ホールディングスやサーコ・グループといった英企業は、全体で1兆7000億ドル(約192兆円)、米国だけでも8370億ドル規模に上る締約国の政府調達市場から締め出されることになりかねない。

  英国はジュネーブのWTO本部で17日に開かれる会議で、再加入に向けた最終申請を暫定的に承認するようGPA締約国に求める予定。別の2人の当局者によれば、少なくとも他の2カ国が英政府の申請内容に不満を持ち、同日の承認は疑わしいと考えている。

  米通商代表部(USTR)の報道官に電子メールでコメントを求めたが、これまでのところ返答はない。英国のブレイスウェイトWTO担当大使は、この記事に関するコメントを控えている。

原題:U.S. Is Said to Mull Blocking U.K. From Global Procurement Pact(抜粋)

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