スイスのモンブラン、スマートウオッチ第2弾「サミット2」を発表

  • 高級感そのままで機能が拡大-15日発売、価格は995ドルから
  • 時刻表示のみのタイムオンリーモードで電池寿命は最長1週間

高級ブランドを展開するスイスのフィナンシエール・リシュモン傘下のモンブランが4日、最新型のスマートウオッチ「サミット2」をお披露目した。同社は1年半前に自社初のスマートウオッチを発表していた。

  サミット2は本体の直径が42ミリメートルで、1.2インチ(約30.5ミリメートル)のディスプレーを備え、スマートウオッチ専用に設計されたクアルコムの新型チップセット「スナップドラゴン・ウエア3100」を高級モデルで初めて採用。 グーグルのウエアラブル端末向け基本ソフト(OS)「ウエア」を搭載し、アンドロイド端末に完全に対応しているほか、アップルの「iOS」端末でも一部使用できる。15日発売で、価格は995ドル(約11万2400円)から。  

  モンブランのニコラ・バレツキー最高経営責任者(CEO)はブルームバーグに対し、クアルコムやグーグルと緊密に協力していると語り、 「新たなチップセットで電池の消費が少なくなり、時刻表示のみで全てのスマートウオッチ機能がオフになるタイムオンリーモードが搭載されている」と説明。同社によると、同モードでの電池寿命は最長1週間だという。

  サミット2はストレージが8ギガバイトに増えたほか、ディスプレーはよりシャープになり、処理速度も向上。衛星利用測位システム(GPS)や音声アシスタント、モバイル決済などの機能を備え、しかも5気圧防水仕様。さらに、時差ぼけを緩和するための「タイムシフター」や「ランニングコーチ」など、新たな旅行向けアプリが加わった。

モンブランの「サミット2」

出典:モンブラン

  米調査会社IDCの携帯端末・拡張現実(AR)・仮想現実(VR)担当調査ディレクター、ラモン・ラマス氏はモンブランが第2世代モデルを打ち出したように、スマートウオッチ業界は第2段階を迎えていると指摘。「第1段階は要するに実験段階だった。消費者がスマートウオッチを欲しがっているのは分かっていたが、スマートウオッチに何を望んでいるか確信はなかった」上に、「スマートウオッチの見かけや感触、機能についてもはっきりしていなかった」と分析した。

  第2段階では、学んだ教訓を生かし、ハードウエアとソフトウエアの両面を改善することが肝要だとラマス氏は語る。 同氏は「われわれはまず腕時計のようなスマートウオッチを手に入れた。次いでハードウエアの改善につれてユーザーインターフェースも改善された。最初のスマートウオッチは操作方法という点ではひどいものだったが、現在では必要なのは数回のスワイプかそのジェスチャーだけだ」と述べた。

  IDCの調査によると、2017年の世界のスマートウオッチ出荷台数は3330万台、市場規模は世界全体で127億ドルとなった。 18年の出荷見通しは約4620万台(154億ドル相当)。20年までに出荷台数は計9430万台前後、市場規模は最大約273億ドルに達すると予測されている。

常時オンのアンビエントカラーモードで、電池寿命は丸1日

出典:モンブラン

原題:Montblanc’s Summit 2 Smartwatch Amps Up Tech, Stays Luxurious(抜粋)

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