メリル経由で米投資家が大量データ送信、東証システム障害で

  • 東証や金融当局と当時の状況を協議-メリルリンチ日本証券
  • 東証は特定参加者からの大量の接続電文が原因と説明していた
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

東京証券取引所で9日発生した株式売買のシステム障害で、原因とされる大量の電文はメリルリンチ日本証券経由で短時間に送信されたことが、複数の関係者への取材で分かった。

  関係者が匿名を条件に語ったところによると、メリルリンチ顧客の米国投資家が同社システムを使って取引開始前に東証に通信確認のための電文を大量に送っていたという。メリル日本はバンク・オブ・アメリカの国内証券子会社で、現在東証や金融当局と当時の状況などについて話をしている。

  東証で9日に起きたシステム障害で、野村ホールディングスやSMBC日興証券、みずほ証券など約40社の株式取引に影響が出た。10日は通常通り取引が行われている。

  日本取引所グループの横山隆介最高情報責任者(CIO)は9日夕の会見で、株式売買システム(アローヘッド)での接続障害は午前7時31-32分ごろに特定参加者からコネクション1号機にコンピューター間で接続を確認する電文が大量に送信されたことがきっかけだと説明する一方、参加者の社名については言及を避けた。

  メリルリンチと日本取引所はコメントできないとしている。

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