原油価格は高過ぎる、トランプ大統領があらためて言明

  • バレル当たり「74ドルは好きではない」と記者団に語る
  • エタノール混合比率の高いガソリンの夏季販売解禁を指示

トランプ大統領

Photographer: Zach Gibson/Bloomberg
Photographer: Zach Gibson/Bloomberg

トランプ米大統領は9日、原油価格は高過ぎるとあらためて言明した。ただウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は先週の4年ぶり高値から下げている。

  トランプ大統領はホワイトハウスの庭で記者団に対し、「私はより多くのエネルギーがほしい。74ドルは好きでないからだ」と述べた。これまではツイッター投稿で原油が高過ぎると表明してきた。大統領はこの日、環境保護局(EPA)に対し、エタノール混合比率が10.5-15%と比較的高いガソリンの夏季販売を解禁するよう指示した。

  トランプ大統領はその後、大統領専用機の機内で記者団に対し、テキサス州のパイプラインの承認を急ぐつもりだと語った。このパイプライン承認の滞りを理由に、一部のアナリストはシェール産業の中心となっているテキサス州パーミアン盆地の原油生産の伸びの予想を引き下げている。

  WTI先物は今月3日、来月に見込まれる米国の対イラン制裁を巡る懸念などが響き1バレル=76.41ドルと、終値としては2014年以来の高値となった。ロシアのプーチン大統領は先週、トランプ大統領が高い原油価格を招いた張本人だと指摘。サウジアラビアのムハンマド皇太子は先週のブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、同国含む石油輸出国機構(OPEC)加盟国がイランからの供給減を補っていると述べた。

原題:Trump Still Doesn’t Like the Price of Oil, Even as it Falls (1)(抜粋)

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