バリアント株急落を予見した空売り投資家、今度の標的はテスラ

  • クアディール氏のファンド、7月にテスラ株でショート構築
  • バリアントにはテスラと同様の状況が多数あったと同氏

2015年に株価がピーク付近にあったカナダ製薬会社バリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナル(現ボシュ・ヘルス・カンパニーズ)の空売りで成功した投資家ファーミ・クアディール氏は現在、米電気自動車(EV)メーカーのテスラの劇的な株価下落に賭けている。
        

ファーミ・クアディール氏

フォトグラファー:Bridget Bennett / Bloomberg

  サフケット・キャピタルの創設者であるクアディール氏(28)はインタビューで、7月にテスラ株で小規模なショート(売り持ち)ポジションを取り始めたと明らかにした。テスラは株式ないし債券の発行を通じた資金調達の必要があるため「板挟みになっている」ようであり、「どちらの実施も難しいだろう」と語った。現在までに約3000万ドル(約34億円)の資金を集めた同氏のファンドは、企業に時価総額の60%余りを失わせる可能性がある不正や会計上の脆弱(ぜいじゃく)性の特定に焦点を絞っている。

  「テスラが支払い困難な状況にあることはますます明らかになりつつある」と述べた同氏は、「バリアントにも同様の状況が多数あった」と語った。

  テスラにコメントを求めたが、今のところ返答はない。

関連記事:苦境の米テスラ、増資で25億ドル調達の可能性もーモルガンS
関連記事:テスラ:18億ドル起債、投資家の需要で増額-「モデル3」に資金充当

原題:Short Seller Who Foresaw Valeant Crash Now Bets on Tesla Falling(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE