テスラの「最も安全」記載に米当局が異議-「モデル3」安全性評価で

  • モデル3は「これまでに製造された車の中で最も安全」とテスラ
  • 同じ評点の車のランク付けはないとNHTSAは説明
Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg
Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

米運輸省道路交通安全局(NHTSA)が、同局の安全性評価に関するテスラの記述に異議を唱えている。

  テスラは8日の長文ブログで、「モデル3」は「これまで製造された車の中で最も安全だ」とし、NHTSAが「過去に試験した全ての車の中で負傷者が出る確率が最も低い」ことが試験結果で示されたと指摘。モデル3が得た安全性評価はNHTSAの公式記録に残る全車種の中で最高だと説明した。

  これに対しNHTSAは9日の声明で、「5つ星の評価は安全性評価で最高のランクだ」とした上で、「NHTSAはそれ以上の区別を安全性について行っておらず、従って5つ星の評価を得た車の中で『最も安全な』車というのはない」と断言。衝突試験の結果は総合的な安全性評価に組み込まれ、同じ評点の車のランク付けはないと説明した。

  モデル3は正面および側面の衝突試験、横転阻止、総合の評価付けで5つ星を獲得した。同じ分野でNHTSAの最近の試験で同様に5つ星を得たのは、フォードの2018年型「マスタング」、ホンダの「アコード」、スバルの「インプレッサ」と「レガシー」、トヨタ自動車の「カムリ」。

  衝突試験結果に広告や広報などで言及することに関するNHTSAの指針は、「最も安全」や「完璧」といった用語を特定の評価や総合評価に用いれば誤解につながると警告している。

原題:U.S. Agency Warns Carmakers on ‘Safest’ Label After Tesla Boast(抜粋)

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