フィアット、カルソニックへのマレリ部門売却で合意に近い-関係者

  • KKR傘下のカルソニックが条件引き上げ-月内に合意発表の可能性
  • 提示額は債務を含め55億ユーロ強-マレリの一部資産を除外

フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は自動車部品部門マニエッティ・マレリカルソニックカンセイに売却する合意に近づいていることが、協議に詳しい複数の関係者の話で分かった。カルソニックカンセイが買収価格を引き上げたという。

  プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社KKRの傘下にあるカルソニックカンセイは、価格についてFCAと暫定合意に達しており、今月中にも合意を発表する可能性がある。関係者が部外秘を理由に匿名で語った。FCAとKKRは評価額について、債務を含め55億ユーロ(約7100億円)強とする方向で協議しているという。

  関係者によると、合意ではマレリ事業でプラスチック製ダッシュボードやバンパーを製造する部門などは除外される可能性がある。FCAはマレリ全体の評価額を60億ユーロ以上とする売却条件を望んでいたと、事情に詳しい複数の関係者が先月語っていた。価格や取引のタイミングについて最終的な決定は下されておらず、双方が他の詳細で合意できなければ協議が物別れに終わる可能性も依然あるという。

  FCAとKKRの担当者はコメントを控えた。KKRのジョセフ・ベイ共同社長はFCAの経営権を保有するイタリアの投資会社エクソールの取締役を務める。

  統合が実現すれば、年間売上高が170億ドル(約1兆9200億円)を超え、日本やイタリアで約6万5000人の従業員を抱える企業が誕生する。関係者によれば、初期の協議は、7月に死去したセルジオ・マルキオンネ前最高経営責任者(CEO)の下で数カ月前に始まった。 価格に関する双方の主張は約10億ユーロの開きがあり、FCAは9月に提案を拒否したと、関係者が当時語っていた。

原題:Fiat Is Said to Near Sale of Marelli Unit to KKR’s Calsonic (1)(抜粋)

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