イタリア政府、スプレッド拡大を懸念している-トリア財務相

  • トリア財務相が議会で発言、予算案を修正する構えは示さず
  • スプレッド500bpまで拡大なら危機対応策をとると言明

イタリアのトリア財務相は、「容認できない」国債スプレッドを政府が懸念していると認めた。イタリアとドイツの10年債スプレッドは過去5年余りで最大の水準に向かって拡大している。

  イタリアの来年度予算案を巡って同国政府と欧州連合(EU)当局の間で舌戦が続く中、トリア財務相は落ち着くよう呼び掛けた。だが政府が予算案の修正に応じる構えは見せず、財政目標を繰り返すだけだった。

イタリアのトリア財務相

Photographer: Federico Bernini/Bloomberg

  予算案の詳細が明らかになって以降、投資家の反応は否定的だ。イタリア10年債のドイツ債とのスプレッドは9日、一時316ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)に達した。

  トリア財務相は議会で、イタリア債のスプレッドについて「これまでのところ一部が懸念したような爆発的な拡大はないが、もちろん懸念している」と認め、「責任ある政府として予算について説明し、投資家と会合を開き市場を落ち着かせるように導くことを目指す」と述べた。予算措置をさらに説明していきたいと表明し、スプレッドを「容認できない」水準から回復させるよう図ると語った。

  また「スプレッドをファンダメンタルズに沿った水準に収れんさせ、信頼が生まれるよう努めている」とも発言。スプレッドが500bpに達したら、という仮定の質問には「予期せぬ危機が発生した場合、政府は対応する。それが起きると考えていないからだ」と答えた。

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Italy's yield premium has widened versus bunds on budget concerns

Source: Bloomberg

原題:Italy’s Finance Minister Admits Government Worried About Markets(抜粋)

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